にいがたの 今と古 むすぶこと

◆今と古を むすぶ
 今代司という名前は元来「今の時代を司る」という意味ですが、現在私たちは「今の時代に合った酒の楽しみ方を創造する」という解釈をしています。酒造りのような伝統産業となると「敷居が高い」「小難しい」というような印象を与えがちですが、私たちは皆さまによりいっそう地酒に親しんでいただくために、古くからの伝統を大切にすると同時に新しいコンセプトやデザインにもこだわり、今の時代に合った地酒の魅力や楽しみ方を表現していきます。

◆地方と都市を むすぶ
 地方の衰退が叫ばれて久しいですが、その解決に向けて酒蔵にも貢献できることがあると信じています。元来、地酒とは地元の米・水・気候といった地域資源を活かして醸されるものだと考えています。そのため、地酒を知ることはその地域を知ることにもなり、「酒は地域を表す」と言うことができます。地酒には地域の魅力がギュッと詰まっているのです。多くの酒蔵は地方に存在していますから、地酒の魅力を伝えることは、地方の魅力を伝えることにもなっていきます。
 特に今代司酒造は、日本一の蔵元数を誇る新潟県内において、玄関口である新潟駅から最も近くに蔵を構えております。そのため、酒蔵を閉ざすのではなくオープンにすることで、少しでも多くの方々がよりいっそう地酒に親しめる環境をご提供することに使命を感じ、日々皆さまをお迎えしております。そして、こだわりのあるコンセプトやデザインによって、田園風景が広がり、地酒とガストロノミーが息づく、そんな地方の魅力を伝えてまいります。

◆人と人を むすぶ
 冒頭でお伝えしたとおり、お酒というものは、人の生死において無くてはならないものではありません。お酒を酌み交わすという行為を通じ、人は心を通わせてきたのだと考えておりますが、お酒はあくまでも脇役です。しかし、お酒は淡麗で飲み飽きのしないものにすることで食を引き立て、盃を進め、人に笑顔をもたらすアシストをしてくれます。今代司酒造ではこれからも、人と人が心を通わせるその時に、寄り添うことができるお酒をつくっていきたいと思います。

◆最後に。
 今代司酒造では、出会った皆さまとのご縁を一度きりのものではなく、いつまでも続くものとして大事にしております。そのためにはモノづくりという範疇を超え、コトづくりをしていく必要があると思います。まだまだ実現には程遠いですが、次は何をしてくれるのだろうかというワクワクをご提供し、さらには応援していただける酒蔵でありたいと思っています。酒蔵にできることはもっとある。私たちはこれからも皆さまとむすばれながら挑戦を続けてまいりたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

所在地
〒950-0074
新潟県
新潟市中央区鏡が岡1番1号
電話番号
025-245-3231
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